同僚のパートナーがうらやましい

せっかく新しい生活を始めようとしているときに、つい同僚と比べてしまい、同僚のパートナーがうらやましいという気持ちになってしまうのは、とてももったいないことだと思います。どう向き合っていけばよいかを一緒に考えていきましょう。

確かに式場や新居というのは、その規模や金額などによって、グレードがあるかもしれません。しかし、そのグレードだけで、自分たちにとって大切な式場や新居の場所を決める人は少ないのではないでしょうか。例えば、2人の思い出のレストランで式を挙げたいという人もいます。その場合、グレードは関係ないでしょう。

ご相談者とパートナーも2人で話し合いながら、いちばんよいと思った場所を選んだのではないでしょうか。そこには2人だけの思いや物語があるはずで、それは決して人と比べるものではないと思います。

ご相談者は、結婚相手からグレードの高いものを提供してもらえることに対して、うらやましいと感じていると受け止めました。確かにそれもひとつの愛情の形ではあるかもしれませんが、2人が生涯をともにするうえではもっと大切なことがあるはずです。

パートナーからそういった大切なものをたくさんもらったからこそ、結婚を決めたのだと思います。また、与えられるだけではなく、自分が相手に何を与えることができるのかという視点をもつことも大切ではないでしょうか。

同僚と結婚の話をすることがつらいようであれば、今は少し距離をとって、そういった話を控えるようにしてはいかがでしょうか。職場は仕事をする場所なので、無理にプライベートの話をしなくてもよいと思います。ご相談者がそういった話題にあまり応じなくなれば、同僚も自然と話を振ってこなくなるのではないでしょうか。

同僚と話すよりも、これから一緒に人生を歩んでいくパートナーと2人の将来に向けた話をしていけるとよいですね。そのなかできっと、式場や新居のグレードよりも、もっとずっと大切なものがあることに気づけることでしょう。