SNSでママ友を怒らせてしまった
SNSでのやり取りの中で、気づかないうちにママ友の一人を怒らせてしまったようです。いつの間にかメッセージのグループから外されていて、園の行事での出し物などの用意を知らされなかったことがありました。本人やグループの人に聞いてみても「何のこと?」と理由も教えてもらえません。孤立してしまい、話す人がいなくなってしまって、さびしくて、不安です。
女性/20代
2021/12/21
SNSを介したコミュニケーションが盛んです。時間や場所という枠にとらわれず、便利になった一方で、弊害も出てきています。いつでも、どこでもつながることで、お互いの距離が急速に縮まりやすいのですが、表情や声の調子といった情報がない文字だけのやりとりでは、いろいろな機微やニュアンスが伝わりにくく、誤解が生じやすいのです。
ご相談者は、ママ友のグループでいつの間にか仲間から外されていたのですね。理由も教えてもらえず、親密だったグループから一方的に急に仲間外れにされるというのは、とても傷つくことですね。不安や心細さを感じるのも当然のことです。
ご相談者が気づいていないところで、誤解を生むような表現があったのかもしれません。顔を合わせて話していれば、そこまでこじれることのないようなささいなことが、大きなトラブルに発展するのは珍しいことではありません。
テンポよく会話形式でやりとりが進むときには、メッセージを送る前に読み直すなどの確認がついおろそかになりがちですが、文字では伝わりにくい部分もあります。誤解されたかもと思ったら、なるべく早く相手に確認をしたり、必要であれば謝罪などをしたほうがよいと思います。
ただ、相手やグループの人に理由を聞いてみたけど返答がなかったとのこと。関係の修復は、なかなか厳しい状況と思われます。この状況であなたができる現実的な対応としては、これ以上傷を広げないために、このグループから距離をおくことが考えられます。「すでに距離は離れている」と思うかもしれませんが、「相手から離れられた」という受け身の感覚ではなく、「自分から離れる」という能動的な感覚を意識してもつということです。
ママ友というのは子どもを介した知り合いであり、自分自身の友だちではありません。もちろん、ママ友が将来的に自分の友だちになっていく可能性はあります。しかし、多くは子どもの卒園などをきっかけに、疎遠になっていくともいえます。
長い人生の中でほんの2~3年だけ、期間限定の付き合いと考えることもできます。つまり、今の状況や環境がずっと続くわけではないのです。さびしくて不安なのはいっときのことだと、まずはご自身に言い聞かせましょう。
そうはいっても、元のグループのママ友たちが楽しそうにしている場面や、その他のママ友同士がにぎやかに話している場面などを見かけると、孤立感が増すかもしれません。ただ、落ち着いてよく周りを観察してみましょう。
穏やかそうな人や一人でいることの多い人が、必ずいるはずです。「自分だけではない」と思うだけでも、気持ちが少し落ち着いてくると思います。あとはママ友以外の自分の友だちや家族との絆を深めつつ、時が解決するのを待ちましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。