Question

お酒好きな息子のからだが心配

お酒好きの息子はビールの350mL缶2本と、ワイン、焼酎、ウイスキーなどほかのお酒もコップ2杯(200mL)くらい毎日飲んでいます。このままではからだへの負担が心配です。飲酒が結果に影響する健康診断の項目や、飲酒量を減らす方法を教えてください。

女性/50代

2024/04/10

Answer

一般的に、飲酒が影響しやすい健康診断の項目は、中性脂肪、尿酸値、肝機能、血糖値です。ただし、体重や身長のバランス、代謝を含む体質、運動実施状況、食事のとり方や内容も上記の項目に影響しやすいです。


ご本人がもし、体重が多めで、飲酒のつまみなどで摂取カロリーが多いようなら、血糖値、LDL(悪玉)コレステロールへの影響は十分考えられます。ただし、LDLコレステロールは、体質的な要素が強い項目です。その度合いにもよりますが、早めの段階で適正な数値を保てるようにコントロールしておくと、血管の若さを保つことにもつながります。もし、受診の指示があれば、医師に相談して必要に応じて治療することをおすすめします。


飲酒量の調整は、ご本人の意思が大切なため、難しい場合もあると思いますが、協力してくれる方、見守ってくれる方がいることで、飲酒量を抑えることができる方も多くみられます。アルコールの処理能力やからだへの影響には個人差がありますが、一般的に男性の場合、1日当たりの純アルコール量が40g以上(女性は20g以上)の人は生活習慣病のリスクを高めるといわれています。

以下に、飲酒量を減らす方法を紹介します。


●休肝日は少なくとも週1~2日とる。

●買い置きはできるだけしない。

●可能ならノンアルコールビールなど、からだの負担が少ないものを選ぶ。難しいようであれば、アルコールの種類を1~2種類までにする、ビールは1缶にする(度数5%の500mL缶なら純アルコール量は20g)など、サイズや量を調整できるとよい。

●飲酒前、飲酒中、飲酒後に水やお茶などの水分をとる。

●薄められるものは薄めて飲む。

●休肝日には気分転換を兼ね、散歩に出かけるなどの工夫をする(からだを動かすことはストレス解消、消費カロリーが高まる、筋力の強化などプラス効果が大きい)。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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