いろいろな不調で憂うつ。何科を受診？

体調不良が続き、憂うつな毎日を送られている様子でおつらいでしょう。一般的に、受診する科は、最も気になる症状、または最も強い症状が現れている部位を選択し、その専門科を受診することがすすめられます。ご相談者が最も悩まれているのが頭痛であれは神経内科や頭痛外来を、息苦しさであれば呼吸器内科を、動悸が気になるのであれば循環器内科を、というように選択します。

しかし、やはり複数の症状が気になるということであれば、総合診療科（総合内科）を受診するとよいでしょう。総合診療科は大学病院などの紹介状が必要な医療機関にしかない場合もあります。そのときは、かかりつけの内科などを受診して現状について説明し、総合診療科への受診を希望して紹介状を準備してもらいましょう。総合診療科のあるような医療機関では、必要があれば院内で他科の診療が受けられることが多いというメリットもあります。

ご相談者は、血圧が低めのようですね。そのために立ちくらみなどの症状が出やすいかもしれません。肩こりやだるさ、腰痛、かぜが治りにくいなどは、血圧の影響もありそうですが、食事や運動などによってからだを整えていくと改善しやすい症状でもあります。医療機関で相談しつつ、次のようなことを心がけ、全体的な体力をつけて体調を整えてみてはいかがでしょうか。

●食事の工夫

主食・主菜・副菜をできるだけ整えて、また口当たりのよい彩りのよいおかずにするとよいでしょう。からだが受けつけないような肉や魚を無理にとる必要はありません。一度に食べられないときは、食事の回数3回にこだわらず、とれるときに口当たりのよいものを食べるようにしましょう。

●運動をする

ウォーキングなどの軽い運動が可能なら、すき間時間に10分くらいいつもより多く歩くことや、ストレッチなどでからだの疲れをとる方法もおすすめです。

●生活リズムを整える

生活のリズムを整えることは、免疫力を高め、自律神経の働きを整えてくれます。かぜにもかかりにくくなるでしょう。夜はしっかり寝る、疲れを感じたら休養をとる、入浴で血行をよくするなどを実践してみてください。