心電図検査で房室ブロックの指摘。運動しても平気?
毎日、ランニングを5km程度行い、週末はやや長めに走っています。健康維持と市民マラソンなどレースに出ることも目的です。しかし、健康診断での心電図検査の結果、第1度房室ブロックを指摘されました。医師は症状がないので心配はいらないといいますが、心臓が心配です。今後もランニングを続けて大丈夫でしょうか?
男性/40代
2024/03/22
健康診断の心電図の結果、第1度房室ブロックが認められると診断されたのですね。
心臓は右上の右心房、右下の右心室、左上の左心房、左下の左心室と4つの部屋に分かれています。房室ブロックは、心臓の中の電気的興奮が、心房から心室へと伝わる過程に障害があるものを指します。重症度によって1度から3度に分類され、1度は最も程度の軽いものです。
1度では、心房から心室へ興奮が伝わる時間が正常より延びる現象が起きていますが、自覚症状はほとんどありません。よく運動をする人に生理的な現象としてみられることもあります。一般的に、ふらつき、動悸、息苦しさなどの症状がなければ、心配はないといわれています。
ご相談者は、毎日ランニングを行い、健康維持はもとよりレースにも出場、健康づくりへの意識の高さが伝わってきます。運動中や運動後に上記のような自覚症状がなければ、運動を続けてもよいと考えます。しかし、ごくまれに心臓病などの器質的な問題があって房室ブロックが起こる場合もあります。今後、房室ブロックの経過観察のためにも、人間ドックなどで状態を確認しておくとよいでしょう。
からだの負担や疲れを翌日に残さないためにも、日中の眠気や疲れがあるときには早めに休養をとり、体調を整えるとよいでしょう。また、体調や天候、運動強度に合わせて、水分をしっかり補給することも大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。