Question
2歳8カ月、肉料理を食べやすくする調理法
2歳8カ月の子どもですが、奥歯に食べものをためてから食べるので、食事に時間がかかります。肉料理を食べやすくする調理法を教えてください。
女性/30代
2021/12/21
Answer
乳歯のうち、最後に生えてくる第二乳臼歯は、手前の第一乳臼歯より大きく、噛む力が強いため、これらがしっかり噛み合うようになると、食べ物を上手にすりつぶすことができるようになります。第二乳臼歯が上下生えそろい、咀嚼能力が完成するのは、3歳ごろからといわれています。このため、1~2歳代の子どもは、食べにくい食材が多いのです。
とくに、肉は繊維がかたく、幼児が食べにくい代表的な食品です。口の中にため込んでいる場合は、硬さや大きさが、子どもの食べる機能の発達に合っていない可能性があります。
食べる様子を見ながら、肉の種類、切り方、調理法などを工夫してみましょう。
・ひき肉
パン粉や片栗粉、卵、水、豆腐、炒めたりすりおろしたりした玉ねぎなどを、つなぎに加えると食べやすくなります。様子をみて、柔らかさ、大きさを調整しましょう。
・薄切り肉
しゃぶしゃぶ用、薄切りなど、子どもに合わせて選ぶとよいでしょう。酒やみりん、片栗粉などをまぶしてから調理すると、食べやすくなります。
・角切り肉や厚切り肉
繊維が長いので、よく煮ても飲み込みにくいことが多いです。無理に与えなくてもよいでしょう。
・鶏肉
牛肉や豚肉に比べて、やわらかいので幼児期にお勧めです。ほぐれやすいように、繊維を断ち切るように切るとよいでしょう。大きさは様子を見て調整します。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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