仕事が忙しく体重が減った

体重減少の原因はさまざまですが、ストレスや疲れなどによって食欲が低下して食べられない、食欲はあるものの食事をとる機会が少ない、小食や欠食など摂取カロリーの不足、からだに病的な問題がある場合などが挙げられます。

体重の変動については、6カ月で5㎏以上の減少、または10％以上の減少があった場合は一般的な受診の目安になります。ご相談者の場合、半年ほど前から仕事が忙しいという環境の変化によって、食事を抜くこともあるご様子ですね。環境の変化は本人の自覚がなくても、からだがストレスと感じてしまうこともあります。忙しかったり、環境の変化など生活面の影響によって食事がとれないことが原因であれば、しっかり1日3食を栄養バランスよくとる（主食・主菜・副菜をそろえた定食型がおすすめ）とよいでしょう。

食事をきちんととっているにもかかわらず、気になる症状があったり、食べているのに体重が減っているのであれば、からだに問題がないかどうかを医療機関で診ていただくことが必要でしょう。

体重減少のほかに発熱、せき、だるさ、尿や便の変化、のどがよく渇く、多飲、動悸などの症状があるようなら、早めの受診をおすすめします。受診科は、からだ全体を総合的に診る内科をおすすめします。もしかかりつけ医がおられれば、そちらで相談するとよいと思います。