足底筋膜炎が治らない

足底筋膜炎の治療は、足の外科専門医または整形外科専門医（とくに足の診察を行う医師）の領域となります。

通常の整形外科では、専門医の資格を有する医師が在籍していることが多いため、現在通院中の医療機関も専門かもしれませんが、一般的に通院中の医療機関を変える場合の目安は、通院して数カ月になるのに症状が一向に改善しない場合などです。ただし、転院する際には、再度Ｘ線検査などをすすめられることがあります。

足底筋膜炎は、靴が合わなかったり、立ち仕事やスポーツなどでの足の使いすぎが原因で起こることが多いです。

一般的な治療法は、一定期間の休養に加え、アキレス腱や足底筋膜のストレッチ、足に合った靴を履く、靴の中敷きを作成する、痛みや炎症を和らげる薬（外用剤や経口剤）を使うことが基本となっています。

転院される場合には、経過や治療内容がわかる医療情報提供書があるとよいですが、ない場合でも受診することができます。ただし、病床数や診療科の多い医療機関では、紹介状がない場合は特定療養費が加算されます。