歯が生えそろった子、むし歯を予防したい

歯みがき以外にも食べ物や食べ方への注意が必要です。乳児期の歯みがきは、親を介しての習慣づけの意味合いが強いものです。歯の汚れを徹底的に取り除くというよりも、食べ物や食べ方に気をつけて、歯の汚れやむし歯の原因となる細菌を増やさないことが重要です。

食べ物や食べ方では、間食や甘味飲料のとりすぎのほか、普段から水がわりにスポーツ飲料を飲むことが習慣にならないようにしてください。また、親が夜型生活で寝かせるまでの時間が長いと、就寝前の飲食習慣がつきやすくなります。結果、むし歯につながることが少なくありません。

もともと赤ちゃんの口の中には、むし菌の原因となる菌はありません。大人が口をつけたスプーンを使ったり、口移しで食べ物をあげたりすることで、むし歯の原因菌が赤ちゃんにうつるため、大人のオーラルケアも大切です。