胃の違和感や胃もたれ。多量飲酒が原因？

胃もたれは、食べた物が胃から十二指腸へなかなか排出されず、胃の中に長くとどまっているために起こる不快な症状です。アルコールのとりすぎや食べすぎのときに経験することが多く、みぞおちが重苦しく感じたり、胃が張った感じがしたりすることもあります。ほかには、胃の運動機能の問題、胃酸分泌の問題、胃の知覚過敏、ストレスなどの心因的要因、胃の炎症などが原因として考えられます。

まずは、飲酒の機会を減らす、可能であればしばらく飲酒をやめて、症状の変化をみてはいかがでしょうか。その他の生活上の注意として、以下のようなことが挙げられます。

●脂肪分の多い食事、香辛料・味の濃い物、酸味の強い物、炭酸飲料などの刺激物は控える。

●食事はゆっくりとよくかんで食べすぎないようにする。

●1日3回、規則正しく食事をする。ただし1回の食事量が少ない場合は回数を増やす方法も。

●就寝前の食事は避ける。

●喫煙習慣があれば、禁煙を心がける。

これらを1～2週間行っても症状が変わらない場合は、かかりつけの内科や近くの内科で症状を相談されてはいかがでしょうか。ただし、経過をみていくなかで症状が強くなる場合には、早めの受診をおすすめします。