Question

心電図検査で「QTc短縮」の指摘を受けた

2週間前に受けた健康診断で心電図の異常として、QTc短縮を指摘されました。また、2年前の心電図検査では、ウェンケバッハ型Ⅱ度房室ブロックといわれ、心臓には問題がないとの説明を受けたこともあります。症状などはないものの、受診したほうがよいでしょうか?

男性/40代

2023/12/25

Answer

この2年間に房室ブロックとQTc短縮を心電図で異常を指摘されたとのこと。以下にそれぞれの病態を説明します。


●QTc短縮

「QT」は心電図の波形の名称で、心臓の電気的興奮時間を表します。「QTc(補正QT時間」」はQTを心拍数で補正したものです。通常、QTc短縮があっても息切れなどの症状を感じることはありません。QTc短縮の誘因として、服用中の薬、また患者さんの血中カルシウム濃度が挙げられます。健診などで指摘されたら、原因を探っておくと安心でしょう。


●房室ブロック

心臓は4つの部屋(左右の心房、左右の心室)に分かれていますが「房室ブロック」は、心房と心室間の電気信号の伝達が、何らかの原因でスムーズに行われない状態を指します。脈が遅くなる不整脈の1つです。症状は徐脈(脈拍が1分間に50回未満)が現れます。最も軽度なものをⅠ度、最も重いものをⅢ度とし、Ⅲ度房室ブロックは完全ブロックとも呼ばれます。中間型がⅡ度のブロックで、心房の電気的興奮が一部は伝わり、一部は伝わらない状態です。脈が時々抜ける自覚がある場合もあります。ご相談者が指摘された「ウェンケバッハ型」はⅡ度房室ブロックに分類され、良性のもので、健康な人にも時々みられるとされます。通常は無症状で治療も必要ありませんが、息切れや目の前が暗くなるなどの症状が強い場合には治療が考慮されます。


いずれの病態も基本的に治療が必要となるのは、めまい、息切れ、失神などの自覚症状が強い場合で、多くは治療の必要はありません。しかし一度、循環器内科を受診して、ほかに原因がないかなどを診断してもらうと安心でしょう。また、今後の経過、将来的に治療が必要になるかなど、くわしい説明を受けるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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