Question

在宅勤務中、子どもにイライラをぶつけてしまう

最近転職して、週に数回、在宅勤務をするようになりました。小学校低学年の子どもが午後早めに帰宅すると、私が家にいるのがうれしいのか、部屋にきて話しかけてくることがあります。 忙しさのあまりイライラして、つい「うるさい」と声を荒げ、部屋の外に出ていくように言うことが続き、ここのところ、子どもが私の顔色をうかがっているようです。このままではいけないと思っていますが、忙しいと子どもへの対応に余裕がなくなってしまいます。

女性/40代

2023/12/14

Answer

在宅勤務は、通勤の負担がなく時間を有効に活用できるなどのメリットがある一方で、オンとオフの切り替えが難しいなどのデメリットもあるものです。幼いお子さんがいる場合は、同じような悩みを抱えている方も多いのではないかと思います。

仕事で忙しいと気持ちの余裕もなくなる上、お子さんについ声を荒げてしまうこともあるでしょう。いつも落ち着いて優しく対応できればすばらしいですが、なかなかそうはいかないものですよね。今回のような状況に限らないことですが、感情のほうが先に立ち、きつく注意をしてしまうというのは誰しも経験があることだと思います。


ただ、そういったことが頻繁に続くと、お子さんもつらくなってしまいますよね。必要以上に顔色をうかがうなど、あまりよくない傾向がみられる時には注意が必要です。ご相談者としても「このままではいけない」という思いがあるとのことなので、お子さんへの伝え方などを一緒に考えてみましょう。


対応について考える前に、まずお子さんがなぜ部屋にきてご相談者に話しかけてしまうのか、お子さんの気持ちになって想像してみてください。 在宅勤務を始める前までは、お子さんにとって家にいる母親は仕事中ではなく、いつでもそばに行って話しかけてよい存在だったと思います。つまりお子さんは、ご相談者が家にいても仕事中であることをきちんと理解できていない可能性もあるのではないでしょうか。 その場合、部屋を出ていくように言われても、お子さんとしては理不尽に感じて「なぜか怒られた」という感覚だけが残ってしまうでしょう。


そうした状態にならないようにするために、一度きちんと時間をとって、お子さんに在宅勤務について説明されてみてはいかがでしょうか。 その際には、はじめに、ご相談者がお子さんを大切に思っていて、たくさん話をしたいことを伝えてあげてくださいね。その上で「〇時から〇時まではお仕事だから、部屋に入らないでね。お仕事が終わったらお話ししようね」などのように、やってはいけないことを具体的に伝えるとよいと思います。


また、お子さんの年齢にもよりますが、一種のゲームのようにして、その時間は音を立てないで静かにするルールでクリアできたら後で楽しいことをするなど、お子さんが楽しんでできるように工夫するのもよいかもしれません。

ただ、お子さんの理解力や性格などによっては対応が難しい場合もあるので、お1人ではなく、ご家族などにもサポートいただきながら、お子さんに合った方法を一緒に考えてみてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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