手の親指の靱帯損傷。半月経っても痛みが続く
転倒して手の親指を痛めてしまいました。近くの整形外科にて靱帯損傷の疑いで湿布による保存療法をしてもらっています。しかし、半月ほど経つのにまだ痛い状態です。手の専門医を受診したり、MRI検査を受けたりしたほうがよいでしょうか?
男性/30代
2023/12/05
手の親指の靱帯損傷についてご説明します。
靱帯は、関節部分の骨と骨とをつなぐ組織です。物をつかむときなど、手の親指は使うことが多い指です。親指の関節はほかの指に比べ、柔軟性が高く、可動域が広い関節です。そのため、けがをしやすく、よく使うので治りにくいという特徴があります。
親指の靱帯損傷について、治癒するまでにどの程度の期間が必要かは患部の損傷の程度、患部を使う程度などによって異なります。主治医に確認されるとよいでしょう。整形外科専門医であれば、手の専門医でなくとも、靱帯損傷の診断や治療について必要な知識をもっているので、そのまま通院され、治療を継続される対応でよいと思われます。保存療法には、湿布のほか、患部をテーピングで固定し、関節部分の安静を保つ方法も場合によっては効果的です。次回の受診時に主治医に相談されるとよいでしょう。
MRI検査は精密な検査ですが、靱帯の伸び・緩みのような状態は画像には現れないため、靱帯が切断している場合でも画像上わからない場合があります。そのため、MRI検査が靱帯損傷の診断に必要な検査とは言い切れません。
ご相談者の状態は、一般的には時間とともに徐々に回復する経過のようなので、患部の安静を保つことを心がけ、焦らずに治療されることが大切と思われます。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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