サプリメントの選び方の目安

ドラッグストアなどには、数多くのサプリメントが並んでいて、価格も高価なものから安価なものまで実にさまざまです。そのため、選ぶのが難しいと感じる人が少なくありません。ただ、高価だからといって、高品質で効果が期待できるとは限らないようです。

価格の差には品質や成分含有量の差だけでなく、生産コストやブランドイメージ、パッケージデザインや広告・販売方法、利益率なども関係していると考えられます。サプリメントの購入を検討される際は、価格だけでなく、ご自身の食生活を思い起こし、どのような成分を、どの程度サプリメントから補いたいのか、予算はどのくらいにするのかなどをよく検討してから、品質や安全性が満たされた商品を選択することをおすすめします。

さまざまな会社から同じ成分のサプリメントが販売されていますが、選ぶ際には、成分名（○○エキスというような書き方ではなく物質名で表記されていること）、含有量（1日あたりや、1粒あたりなど、数値で記載されていること）、問い合わせ先（製造元や販売者）が明記されていること、そして「GMP ＝Good Manufacturing Practice：適正製造規範」マークの付いた製品を選ぶようにするとよいでしょう。

GMPの認定工場では、正しい原材料が使用されているか、製品に含まれている量は正確か、衛生的に作られているか、規格外の製品が出荷されないようにチェックする体制ができているかなど、品質管理が厳密に行われています。

なお、サプリメントは健康食品に分類される食品で、特定の成分を濃縮し、添加物を加えて錠剤やカプセル状にしたものです。健康の維持増進のために利用されますが、まずは主食・主菜・副菜がそろった食事をきちんととることが基本。食事全体の栄養バランスも合わせて意識することが大切です。