就寝中に子どもが鼻血。考えられる原因は?
夜、寝ているときに2歳の子どもに起こされました。見ると鼻血を出していて、しばらく血が止まりませんでした。痛がるようなこともなかったので受診はしていません。何が原因だったのでしょうか?
女性/20代
2023/10/19
子どもの鼻出血は、鼻をいじる刺激で出血することが最も多く、鼻をいじるきっかけは、鼻のかゆみ、鼻づまりなどが多いようです。粘膜に炎症があってむくんでいる時には、ちょっとした刺激で出血しやすくなります。また一度出血すると、治るまでの鼻の違和感が気になって、無意識に触ってしまい、再出血を起こすということもたびたびみられます。
ほかの原因に、カフェインの多いチョコレートやピーナッツの大量摂取、炎天下のなかで過ごしたこと、薬の副作用などがあります。
ごくまれに、血液の凝固機能に異変がある場合もあります。その際は、ほかのことでも出血しやすい傾向がみられます。例えば、歯肉からの出血、ちょっとした打撲でも青あざができる、血便、傷の出血が止まりにくいなどです。
鼻血が出た際は、本人の小指の太さの綿球やティッシュペーパーを鼻に入れ、小鼻を外側からつまんで圧迫して約10分ほど待つといいでしょう。血がにじんでも、途中で綿球やティッシュペーパーを交換しないようにしましょう。交換してしまうと、傷口を再度刺激してしまい、止血しにくくなります。止血までは可能であれば、座る姿勢がすすめられます。からだを起こすことで、出血している場所が心臓より高くなるので止血しやすくなること、のどにまわった血を飲み込んで気持ちが悪くなることを防ぐためです。
多くは心配のない鼻血ですが、鼻以外の場所にも出血傾向がみられたり、鼻出血をくり返すようであれば、かかりつけの小児科、あるいは耳鼻咽喉科で相談されることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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