Question

血液検査の値の変動が気になる

健康診断でこの数年、白血球値のほか、白血球分画で好中球値やリンパ球もかなりの幅で数値が動いています。ただ、いずれも基準値内での変動であるため、特に異常を指摘されたわけではないものの、これほど数値が動くものなのでしょうか?

男性/50代

2023/09/20

Answer

白血球は体内の免疫反応に関連するため、白血球数の増減によって感染症や免疫機能の低下の判断をすることができます。

さらに、白血球には好酸球、好中球、単球、リンパ球、好塩基球の5種類があり、病気によって増減する種類が異なり、診断の手がかりとなります。また、この5種類がどのような割合になっているかを表す「白血球分画」も、体内にどのような異常が起きているかを知る目安になります。

ご相談者の白血球、好中球、リンパ球は、いずれも基準値内の変動のようで、検査を行った機関でも、特に医療機関受診の指示などの指摘はなかったのだと思います。


数値の変動を気にされているようですが、白血球は、病気や免疫機能の低下だけでなく、そのほかにもさまざまな要因の影響を受けやすいといわれています。例えば、何らかの刺激、激しい運動や入浴、喫煙、過剰なストレスなどが挙げられます。

また、白血球分画についてもある程度の増減は想定されます。容認できる増減の幅はそれぞれの基準値を目安にするとよいでしょう。現在の検査値であれば、とくに問題はないと考えられます。今後も健康診断を継続し、健康を維持されてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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