Question

夫の中途半端な家事にイライラ

夫婦共働きですが、家事の大半を妻である私が担っています。私の負担が大きいので、夫が家事をやってくれる時もありますが、洗い方や片づけ方が中途半端なため、余計に私のやることが増え「もうちょっとこうしてくれたらいいのに」などと、つい嫌味を言ってしまいます。

女性/40代

2023/08/10

Answer

共働きであれば、家事も夫婦で平等に担えるといいですが、妻のほうが多くを担っている家庭は少なくないと思います。ご相談者も負担を感じながらも、これまでたくさんの家事をこなしてきたのでしょう。仕事もしながら、本当によく頑張っていらっしゃると思います。ご自身の負担を減らすためにも、ご主人にもより積極的に家事を担ってもらいたいですよね。


家事の経験が豊富な方はスキルが高く、自分なりのやり方を持っていることも多いため、他の人のやり方に不満を感じてしまうことは多いと思います。余計にやることが増えるようだと、どうしてもイライラしてしまいがちです。ご相談者のような悩みを持つ方はとても多いことでしょう。


ただ、夫側の視点で考えてみたときに、せっかく家事をやっても感謝されるどころか嫌味を言われてしまうと、家事に対するモチベーションが大きく下がってしまい、それならばもう家事はやらないようにしようと思ってしまう可能性もあります。

もし、手間が増えるくらいなら自分で全部やったほうがよいという考え方ならば、それも1つの生活スタイルではありますが、実際には仕事もしていて負担が大きいことと思います。その場合にはやはり少し時間をかけても、ご主人がある程度家事を担える未来を目指したほうがよいのではないでしょうか。


そのためには「家事はこうあるべき」というご自身の家事へのこだわりを緩めること、ご主人の家事スキルを少しずつでもアップしていくことがポイントとなると思います。

ご自分としては、こだわりなどない、当たり前のことを言っているだけと思われるかもしれませんが、家事への考え方は人によって意外と異なっています。洗濯であれば、色柄などの分け方、干し方、たたみ方、しまい方など、人それぞれのマイルールがありますよね。自分1人ならそれでもよいのですが、誰かとともに行うのであれば、他者のルールも認めていくことが大切になるでしょう。身の危険を感じるようなことでなければ、多少のことは大目に見るという寛容さも求められるかもしれません。


ただそうはいっても、衛生面などでどうしても譲れない点もあるでしょう。その場合は、ご主人と一緒に家事を行ってみて、やり方を伝えていけるといいですね。その際には、いきなりダメ出しをせず、まずはご主人のやり方のよいところをほめた上で「ここはこうしてもらえると、とてもうれしい」などのように伝えてみてはいかがでしょうか。できた時は「とても助かった。ありがとう」という感謝の気持ちを添えることも大切です。


家事に慣れていない場合、上達にはある程度の時間や教える根気強さも必要になるでしょう。もどかしさも感じるかもしれませんが、自分が慣れないことを覚えてうまくできるようになるまでを考えると、ご主人の気持ちも少し理解できるのではないでしょうか。 やはり感謝されたり、ほめられたりすることがモチベーションのアップにつながりやすいので、上手な声かけをしていけるといいですね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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