職場の人間関係を改善したい

2人1組で行う仕事で、新しいパートナーと呼吸が合わず、仕事が滞りがちなことをすべてご相談者のせいにされているとのこと。リーダーの一方的な指摘に、憂うつな気持ちで過ごす日々の心労は大きいかと思います。

職場の悩みを抱えているときは、退社後や休日は仕事のことから離れて気分転換をしたり、趣味などを楽しんで心身のエネルギー補給を図るのも１つの対策になります。一方、ご相談者の心身の症状を考えると、無理を重ねていないか心配です。一般的には、症状が2週間以上続き、仕事や日常生活に支障が出ている場合は受診の目安とされており、当てはまるようでしたら受診をご検討ください。

すでにリーダーの上司である所長にも相談してアドバイスをもらっているとのこと。ただ、それでよいのかとも考えているようですね。こうした際は、おもに2つの方向性があるように感じます。

１つは、リーダーについては、そういう人なのだとある程度諦めて、あまり言動を気にしないようにする方法です。所長のアドバイスの通り、やり取りはメールなどで簡潔に行うようにし、少しでもストレスを減らせるよう工夫しながら働くというものです。

もう１つは、そういった工夫をしても耐えがたかったり、仕事にも支障が出ているようなときには、もう一度、所長に時間をいただいて、より詳しい状況を伝えたうえで、相談するという方法です。

相談の際は、起きている事実を的確に伝えて理解してもらうこと、そのときに感情を入れないように注意すること、前向きな気持ちを取り入れながら希望を伝えることが重要だと思います。今の状況がどのように変われば、ご自分が苦しまないで済むかという点も伝えることができるとよいでしょう。ご自身の健康を第一に考え、決して無理をしないようになさってください。