溶連菌感染症の皮膚症状は何日程度で治まる?
3週間ほど前に子どもが溶連菌に感染し、小児科で診てもらいました。塗り薬を処方されて経過をみていますが、当初より湿疹が増えているようです。もう一度受診したほうがよいでしょうか?
女性/30代
2023/07/19
溶連菌感染症のおもな症状には発熱、のどの腫れや痛み、腹痛などがありますが、皮膚症状がみられることもあります。この場合、発熱後半日から2日程度で、細かい点状の発疹が現れ、特に首、わきの下、太ももの内側、足の付け根などの圧迫される部位にみられるのが特徴です。かゆみを伴うこともありますが、通常は1週間ほどで沈静し、徐々に皮がむけて回復に向かいます。
お子さんの湿疹が溶連菌によるものなら、そろそろ回復に向かう頃かと思われます。一方で、いわゆるとびひのように細菌感染を起こしている、たまった汗であせも(汗疹)を併発している、体調不良によるアレルギー反応があるなど、他の要因が考えられる場合には、回復までにもうしばらく時間を要する可能性があるでしょう。
経過を観察している間は、十分な睡眠と休養をとる、香辛料や添加物など刺激の強い食事を控える、日光の刺激を避ける、空調を活用して快適な環境を整える、汗をかいたらシャワーを浴びて皮膚の清潔を保つ、からだを洗うときは強くこすらない、肌への刺激が少ない衣類を選ぶ(綿製品など)、皮膚がかゆくてもなるべく触らないといったことを心がけましょう。かゆみが治まらないときは、患部を冷やすのもおすすめです。
また塗り薬については、薬を塗った患部の悪化がみられなければ、医師の指示通りに使用を続けてかまわないと思います。ただ、上記のような点をふまえ、様子をみても症状が改善しない場合には、再度受診し医師に相談することをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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