Question

心電図の結果が洞性徐脈。高血圧との関連は?

健診の心電図検査の結果に「洞性除脈」とありました。最近、血圧が高めで、寝ているときに胸に違和感を覚えることがあり、これも関連する症状でしょうか?

女性/50代

2023/06/12

Answer

健康診断で、洞性徐脈との指摘があり、高血圧や就寝時の胸の違和感もあるとのこと。

洞性除脈は、心電図の波形は正常であるものの、心拍数が正常より少ない状態のことをいいます。原因の多くは心拍出量の増加による生理的な反応で、スポーツなどでからだを鍛えている方に多く、この場合は無症状が多いです。そのほかに病的な原因による徐脈があり、めまいや動悸の症状が現れることがあります。


高血圧が血管の劣化を招き、全身の動脈硬化や心臓に負担をかけることはよく知られたところです。ご相談者は、すでに高血圧と胸の自覚症状を感じておられるため、早めに循環器科を受診され、血圧管理を受けることをおすすめします。一般的な血圧は収縮期129㎜Hg以下、拡張期84㎜Hg以下を正常としています。

受診の際には、これまで計測した血圧値などをお伝えいただくほか、胸の症状については、いつから・どんなふうに・症状の程度・頻度や持続時間・症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか・別の症状を伴うか、などを伝えていただくとよいでしょう。日ごろの食習慣、飲酒や過労・ストレスの状況などについても、これを機会に見直してみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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