Question

胆石があるときの食事の注意点

健康診断で胆石があるといわれました。自覚症状はありませんが、食事で注意することを教えてください。

女性/30代

2021/12/21

Answer

胆石は、胆のうなど、肝臓で生成される胆汁の通り道(胆道)に結石ができる病気です。その多くは、コレステロールが主成分のコレステロール胆石です。コレステロール胆石では、まず食生活の改善が必要です。食事の注意点をご紹介します。


・暴飲暴食を避け、規則正しく、栄養バランスのよい食事をとるようにします。

・飽和脂肪酸、コレステロールを多く含む食品は控えめにします。

・コレステロールの排泄を促す働きのある食物繊維を充分とる。便秘になると腸内の圧力を上げ、胆石発作の引き金となるので、便秘予防のためにも大切です。

・脂質は減らしすぎないように気をつけます。脂質をとらないと、胆のうの働きが悪くなり、胆のう内に胆汁が停滞し、胆石ができやすくなります。また、脂質を極度に減らすと、脂溶性ビタミンの吸収が低下します。

・飲酒はできるだけ控えます。

・肥満の人は減量も必要です。


コレステロール胆石の人におすすめの食品には、野菜、海藻、きのこ、こんにゃく、玄米、大豆・大豆製品、おから、脂質の少ない肉類、白身の魚類などがあります。反対に、控えめにしたい食品は、脂質やコレステロールを多く含む食品、卵、アルコール飲料、炭酸飲料、香辛料などです。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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