ピロリ菌を調べたら「血液検査」と「検便」で結果が違った

2023/05/27
健康診断の血液検査ではピロリ菌が陽性でした。後日、病院にて検便でピロリ菌を調べてもらったら、陰性でした。菌がいるのかいないのか、どちらを信じたらよいでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
抗ヘリコバクター・ピロリ抗体検査は、ピロリ菌に過去から今まで感染したことがあるかを判定するための検査です。検体は血液、または尿の抗体(からだに異物が入ったときに生成される体内物質)を測ります。抗体の低下には、除菌成功後から6~12カ月かかるため、現在、感染していなくても陽性となることがあります。
これに対し、便を検体とした検査では糞便中の抗原(からだが異物と認識するそのもの)を測定します。現在、ピロリ菌が体内に存在するかを判定する検査です。こちらの検査方法で陰性の場合は、ピロリ菌が存在しないことを意味します。直接、抗原の有無を確かめるため、精度が高い検査です。


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