炭水化物抜きが健康によくない理由

女性/30代
2021/12/21

減量のため主食を抜いています。炭水化物をとらないと健康上よくないと聞いたことがあります。本当ですか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

ごはんやパン、麺類などの主食は、炭水化物(糖質)が多く含まれ、大切なエネルギー源となります。主食を減らすなどの糖質を制限するダイエットは、短期的に体重は減りますが、リバウンドしやすく、長期的な安全性がわかっていません。


 また、脳は、炭水化物が分解されたブドウ糖を主なエネルギー源としていて、炭水化物の摂取量が減ると、脳のエネルギー不足が起こってしまいます。


 食事全体では、主食を減らすとどうしてもおかずが増えがちになります。そのため、脂質の摂取量が増え、肥満や生活習慣病につながることも考えられます。さらに、ごはんなどの主食は、エネルギーだけでなく、ビタミンB1や食物繊維の供給源としても大事ですので、主食を抜くと、これらが不足しがちになります。


 減量のために主食を抜くのは、お勧めはできません。健康を維持するための食事の基本は、主食と主菜、副菜をバランスよく食べることです。

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