Question

胸腺腫の疑い。医師の指示どおり様子見でよい?

健康診断の結果、胸腺腫の疑いがあることがわかり、受診してX線検査を受けました。医師には、すぐに病状が進行することはないといわれ、次回の検査は約1カ月後となりましたが、本当にこのまま様子をみていてよいのか不安です。

男性/50代

2023/05/07

Answer

胸腺は、胸部前面の中心にある胸骨と心臓の間に位置し、幼児期から小児期にかけてからだの免疫にかかわる働きをします。握り拳ほどの大きさがあるものの、成長するにつれて小さくなり、成人する頃にはその働きを終えて脂肪組織となります。その胸腺の細胞に何らかの原因により、腫瘍が発生した状態を「胸腺腫」といいます。


胸腺腫の場合、腫瘍細胞が増殖するスピードは比較的ゆっくりで無症状であることも多いため、健診などで初めて発見されることがほとんどです。また、多くは胸腺を包んでいる皮膜のなかにとどまっています。検査方法は、X線、CT、MRI、超音波検査、病理検査などがあり、必要に応じて選択されます。

また、胸腺腫に似たような疾患に「胸腺がん」がありますが、判別が重要です。一般的には、胸部圧迫感、息切れ、せき、声のかすれなど自覚症状の有無のほか、病変の部位、大きさなどを判断材料とし、必要な検査の種類や時期などが決められます。


次回の検査までの1カ月ほどで病状が進行することはないと主治医から説明を受けたのこと。おそらく、X線検査の結果、急を要するものではないと医師が判断したため、そのような説明をされたと思われます。ただし、次回の検査までに、胸部圧迫感、息切れ、咳、声のかすれといった自覚症状が現れたときには、予定日を待たずに、主治医に相談することをおすすめします。

次の検査までの間隔があると、本当に医師の指示どおりでよいと不安になる気持ちはよく理解できます。一方で、深く考えすぎてしまうと心身の負担にもなることもあるため、なるべく規則正しい生活を送り、体調を整えながら過ごすようにしましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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