歯磨き剤の子ども用と大人用の違い
歯磨き剤に含まれるミントなどの清涼剤が苦手で、子ども用の歯磨き剤を使っています。大人用と子ども用では効果などに違いはありますか? 歯磨きのときに歯磨き剤は使わなくてもよいのでしょうか?
男性/30代
2023/04/05
歯磨き剤に含まれるミントなどの清涼剤が苦手な方もいらっしゃいます。歯磨き剤にはさまざまな種類がありますが、多くにミントが含まれているため、好みに合ったものを探すのは難しいですね。
子ども用と大人用のおもな違いはフッ素配合量の差。フッ素はむし歯予防などに役立つ成分で、子ども用の歯磨き剤のフッ素濃度は900ppm程度、大人用では1450ppmが配合された市販品もあります。日本では配合量の上限が1500ppmまで緩和されましたが、海外では3000ppmが上限の国もあり、水道水にもフッ素が入っていたりします。
大人の場合は歯ぐきが次第に下がり、エナメル質が薄くなり、象牙質が出てきたりするため、大人こそ、むし歯予防のためにフッ素が必要という医師もいます。大人用はほかに研磨剤が多いか少ないか、再石灰化に役立つという成分を配合したもの、知覚過敏に役立つもの、など種類が豊富です。気になる方は成分の配合量を確認して選ぶとよいでしょう。
選択に迷う場合は、歯科医に自分の歯の状態に何が一番合うかを相談してもよいでしょう。そうすれば、エナメル質が薄い方が研磨剤が多く配合されたもので必要以上に磨きすぎたりすることが防げます。
歯磨きのときに歯磨き剤は使わなくてもよいかについては、毎回しっかり磨けているならば、なくても大丈夫です。歯磨きで一番大切なことは、いかに正しく磨くかなので、歯磨き剤についてはあまり気にせず、むしろ正しいブラッシングを習慣づけることを心がけるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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