爪がもろく二枚爪になりやすい

常に目に入りやすい指先の症状は、気持ち面でも負担を感じることが多いかと思います。爪のケアについてお伝えします。

爪甲の表面が先端のほうで薄く剥がれる状態を爪甲層状分裂症(俗に二枚爪)といいます。その原因は、爪の水分含量の低下、あるいは爪先に作用する外力によるものと考えられます。近年は感染対策で手を洗う機会も増えていると思いますが、乾燥を防ぐためにハンドクリームなどで保湿し、爪や皮膚の健康が保つことが大切です。

また、ご自身の癖で爪先に作用する外力を加えているようでしたら、その癖を行わないように意識することが症状を予防することになります。癖の多くは無意識のうちに行われるので、なかなか止めることが難しいものですが、どんな場面で出やすいのかを知ることから始めるとよいでしょう。

爪も皮膚の一部分なので正しい手入れをすることで、トラブルを予防することができます。しかし、すべての爪に変化が現れたときには、貧血や栄養状態が悪いなど、全身的なからだの病気が隠れていることもあります。セルフケアを続けても改善しないような場合は、皮膚科専門医への相談をおすすめします。