Question

アルコールに弱いが、もっとお酒を楽しみたい

体質的にお酒がおいしいと思えません。1杯で顔が赤くなり、頭痛や吐き気がします。飲み会などでは飲めるふりをしていますが「酔って楽しいお酒が飲みたい」という周囲がうらやましいです。もしお酒が楽しめるようになればストレス発散になると思うものの、どうすればいいでしょうか? 夜眠れないようなとき、お酒を飲むこともあります。

女性/30代

2023/01/23

Answer

アルコールを摂取すると、体内でアルコールを分解しようと酵素が働きます。アルコールの分解が速いとアルコールに強い、分解が遅いとアルコールに弱いといわれています。分解の速度は、体質や遺伝によってある程度決められているといわれ、ほかにも、からだの小さな人よりも大きな人、女性よりも男性のほうが、アルコールの分解が速いともいわれています。そのため個人差もありますが、小柄な女性はアルコールに弱い傾向にあります。

飲酒を続けると、アルコールに強くなると聞くこともありますが、これはアルコールの分解速度が速くなるのではなく、脳の反応が変化し感受性が下がったためともいわれています。また、アルコール摂取後、顔が赤くなったり気分不快の反応が出る方は、アルコール分解速度が遅いとの見解もあります。


無理に飲酒を続けると、アルコール依存や、さまざまな健康障害のリスクが出てきます。飲酒量を増やすのではなく、ご自身が「おいしい」と感じるものを選ぶとよいかと思います。お酒の席では陽気に楽しいことも多く、皆の輪に加わりたい気持ちになるのも当然のことでしょう。しかし、お酒を飲む場でも、飲酒できないから楽しめないわけではないと思います。無理をせず、ご自身なりの楽しみ方をみつけられるといいですね。


また、夜眠れるようお酒を飲むことがあるとのこと。一般的に眠りを助けるための飲酒は、逆に睡眠を浅くするといわれています。健康的な眠りには、アルコールやカフェインの入っていない、ホットミルクなどの温かい飲み物がおすすめです。

アルコールは向き・不向きがあるので、決して無理はなさらないでくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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アルコール
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