５カ月の子ども。少量の口内出血への対処法

５カ月のお子さんの口の中に出血があり、どう対応すればというご質問ですね。出血時はガーゼで拭き取り、様子をみていて再出血はみられないとのこと。口内を見ても傷は確認できなかったのですね。

口腔内は粘膜におおわれ、小さな血管がたくさんあり出血しやすい部分です。一般に口腔内の小さなかがであれば、自然にふさがることも多いです。唾液には、いくつもの抗菌因子が含まれ、口の中の傷は感染しにくくなっています。

しかし、けがの原因や程度によって処置が必要な場合もあります。具体的には、出血量がとても多いときや、15分以上出血部位を圧迫止血しても血が止まらない場合は、医療機関受診が必要な目安です。この場合、傷の処置が必要なので受診には歯科や口腔外科と小児科のある病院を選ぶとよいでしょう。

止血できているが傷の具合が心配なときは、小児科や小児歯科を受診するとよいです。

止血方法は、出血部位を清潔なガーゼで圧迫します。止血後しばらくは、傷の部分への刺激を極力避けます。

お母さんがお子さんの口腔内を確認しても見えないのであれば、ごく小さい傷だと思わるので、授乳するタイミングになったら、飲ませてみてもよいでしょう。哺乳については、傷の痛みなどがある場合は、いつものように飲むことができなかったり、泣いて飲まないなど何かのサインを赤ちゃんが出してくれると思います。このような状態であれば、小児科や小児歯科に相談してみましょう。