溶連菌に感染。合併症のリスクがあるというが…

2022/12/19
のどが痛く、熱も出たので大学病院を救急受診し、溶連菌感染症と診断されました。その際、合併症があるから治ったら近くの病院で診てもらうように言われたため受診したところ、大人は重症化しないので回復後に受診の必要はないと検査もされませんでした。このまま治療を終えてよいでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
溶連菌感染症の治療後、医師の指示どおりに別の病院を受診されたけれど、担当医の意見が異なったため、このまま終了してよいか、疑問に思われたのですね。大切なからだのことなので、ご心配はごもっともです。
溶連菌感染症は学童期の小児に多い感染症ですが、それ以外の年齢でもかかることがあり、大人の場合についてご説明します。
溶連菌自体は、抗生剤(抗菌薬)を適切に使えば、除菌できるといわれています。菌が残っていると、急性腎炎やリウマチ熱などの合併症を起こすリスクがあります。しかし、急性腎炎は大人がなることは少なく、昔は溶連菌が原因のリウマチ熱がみられたものの、現在はほとんどありません。
そのため、ご相談者のように、適切に内服期間を終えて確認のための受診をされた場合は、担当医の判断によってそのまま経過をみることもあると思われます。たとえば、急激なむくみなどの症状が出るなど、どうしてもご心配がある場合には、改めて診ていただくとよいでしょう。


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