健診の腎機能の結果が悪いのは腎臓摘出の影響?
健康診断で、腎機能の総合判定がH1でした。少し前に腎がんで片方の腎臓を摘出したので、その影響と考えているのですが、この結果について、どのように対応したらよいでしょうか? 腎がんの経過観察中で通院のときに聞いてみるつもりですが、次の通院日は約半年後です。
男性/60代
2022/12/18
健康診断にて腎機能の総合判定がH1だったということですが、結果の判定区分については、健診施設が独自で定めていることもあり、受診した施設や医療機関によってかなり異なります。今回は、一般的に決められているH判定(要専門医受診)と記載されていると捉えてご説明いたします。
健康診断での血清クレアチニンやeGFR(推算糸球体ろ過値)は、腎機能の指標となる数値です。eGFRは、腎臓が1分間にどれくらいの血液をろ過して尿をつくれるかを示した推定値で、血清クレアチニン値と年齢、性別から、おおよその糸球体ろ過値を表した値です。一般的に、60%以下の場合、腎臓の専門医の元で経過をみることが推奨されます。
ただし、腎臓の手術を受けた方に関しては、片方の腎臓を摘出することで腎機能は大きく低下するといわれ、ほとんどの方は手術後に血清クレアチニンの値が高くなるようです。しかし、手術前の腎機能と比較して半分まで低下することは少なく、時間の経過とともに多少回復することもあるようです。
今回の結果は、片腎を摘出している影響も考えられますが、手術前や前回受診時の検査所見との比較検討が必要になるので、一般的には主治医への相談がすすめられます。次回の受診日が決まっているとのことですが、受診予定を早めていただくか、電話で相談なさってみてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。