Question

夫の実家への帰省が年々負担に……

夫と小学生の子ども2人の4人家族です。夫の実家は遠方で年に2回帰省するのですが、1週間ほどの滞在になるため、とても疲れます。義両親との関係はよいのですが、高齢になってきたので帰省時の家事などは私がしなければと気を使うし、費用の負担も大きいです。義両親に孫を会わせてあげたいものの、子どもが成長するにつれ、ほかのところに行きたいとも言うようになりました。夫にはそれとなく伝えるのですが、積極的には対応してくれません。

女性/40代

2022/12/15

Answer

義理実家への帰省について悩んでいる方は少なくないと思います。両親との関係がよくてもやはり気を使うし、遠方で長期間となると、なおさら気が重くなりますよね。それでも両親に孫を会わせたいと、帰省を続けてきたのですね。これまでよい関係性を築いてきたことが伺えます。だからこそ、ご主人や両親への伝え方にも悩まれているのではと感じました。


まずは夫婦できちんと話し合うことが何よりも大切ですよね。これまで「それとなく伝え」てはきたようですが、曖昧な伝え方だと真意が伝わらず、かえって誤解を生じてしまうこともあります。できれば夫婦で時間を取ってしっかりと話し合えるとよいですが、話し合いのタイミングや夫への気持ちの伝え方などには、気を配る必要があるかと思います。


両親が高齢になってきていること、子どもが成長し、帰省以外の過ごし方を希望していることなどを鑑みますと、今が、今後の帰省の仕方や頻度などを見直すよい機会ではないかと思います。ご主人に、帰省について相談したいことがあるときちんと伝えてみてはいかがでしょうか。


その際には、両親への感謝の気持ちをお伝えしたうえで、自身が帰省において感じていることをできるだけ冷静に話してみてくださいね。両親を責めるような言い方は避け、自分を主語にしてみましょう。例えば「両親が○○だから疲れる」ではなく「私は○○のように感じて、気を使ってしまう」というように、自分の感情として伝えられるとよいと思います。

そして同時に、ご主人の思いもしっかりと聞き、受け止めることが大切ですよね。どちらか一方が主張をするのではなく、お互いの気持ちを理解し合えることが大事だと思います。


次に、新しい帰省の方法を夫婦で考えてみましょう。帰省を年1回にして、もう1回は家族旅行にする、滞在期間を短くするなど、できるだけ具体的に決めたほうがよいと思います。その際、帰省を減らす代わりに他の連絡方法を増やすなどの代替案も考えられるとよいですね。最近では、ビデオ通話なども発達しているので、遠方でも孫とのやり取りを楽しむこともできるでしょう。両親へはご主人から上手に伝えてもらえるとよいですね。

家族の誰かが負担を感じる方法で帰省を続けるよりも、新しい方法を見いだしていったほうが、お互いの関係性もよりよくなるのではないでしょうか。ぜひ勇気を出して、ご主人と話し合う場を持ってくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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