数年来続く左半身の違和感

数年来の左半身の違和感があり、左腕・左足が動かしにくい、安静時に左足に震えが出るときがあるという症状や、首の違和感、左手指にばね指の症状が続いているとのこと。

一般的に、左半身などの一側に、感覚が鈍い、違和感、しびれ、動きが悪いなどの症状が現れるときには、脳に原因があることもあります。そのときには、神経内科や脳神経外科を受診します。とくに、突然に症状を認めた場合は、まず脳血管障害を疑い、至急の処置が必要となります。

その他、慢性的に症状が続いているときには、頸椎や腰椎など脊髄の病気が原因で、しびれや運動障害などを伴う症状が現れていることがあります。その場合は整形外科に受診となります。

ご相談者の場合、以前、手の震えでパーキンソンの検査を受け、異常がなかったとのこと。しかし、現在ほかにも症状があり、続いているとのことで、新たな医療機関を受診するよりも、検査を受けた病院を再受診し、主治医に症状や治療について相談するとよいと思います。前回からの経緯も合わせながら、必要に応じて検査を行い、診断をつけることもあります。受診の際は、主治医に状況をよく理解してもらうためにも「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えるとよいでしょう。