腎腫瘤の疑いで精密検査を受けたら何もなかった

人間ドックの腹部超音波(エコー)検査で、腎腫瘤の疑いがあり「要精密検査」だったので、大学病院で造影剤を使ったCT検査を受けたところ、何もないという結果でした。腹部超音波で指摘があったものが、CTではなしということはよくあるのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
人間ドックで要精密検査だったため、検査を受けに行かれたとのことで、健康管理をしっかりされているご様子が伝わりました。人間ドックは、病気の早期発見のために行われる一次的なスクリーニングです。最終的には、がんなどの悪性の病気が隠れていないかを確認する精密検査につながる予防医学の1つといえます。
ご相談者の「指摘があったものが、精密検査を受けたら何もないということはよくあるか」についてお調べしたところ、はっきりした情報はありませんでしたが、ここでは、一般的な腹部超音波検査と腎腫瘤についてや精密検査についてご説明します。
腹部超音波検査は、おなかの表面に超音波を発信する機械を当てて、内臓からの反射波を受け取りモニターに写します。肝臓や膵臓、腎臓に腫瘍があるか、胆のうに胆石があるかなどを調べることができます。検査では、超音波が届きにくい部分があり、すべてを観察できないことがあります。
腎腫瘤とは、腫瘍の可能性の低い画像が腎臓にみられるときに書かれ、その後は鑑別のために、精密検査を受けることになります。また、腎のう胞は超音波検査で発見されることが多く、腎臓では一番よくみられる腫瘤といわれています。
腎臓に腫瘤が疑われる場合、造影剤を使ったCTがもっとも診断に有効な検査法であり、がんではないかもわかります。ご相談者のように、すでに精密検査である造影CTを受けている場合は、1年後に人間ドックを受けられることが一般的な対応方法です。その間に体調不良や何らかの症状が出た場合は、早めに医療機関で相談されるとよいでしょう。


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