Question

トラブルの多い実家を出たが虚しい

幼少期から両親が不仲で争いが絶えませんでした。幾度もトラブルの仲裁をしてきましたが、友人から「うつ状態では」と心配されたことをきっかけに実家を出ました。しかし、1人になると家族の世話をしていた時間が浮き、空虚に感じます。結婚して子どもをもつのも、自分の家族と同じようになるのではと不安です。世話から逃げ出したことを家族に責められる夢でうなされることもあります。

男性/30代

2022/11/11

Answer

ご友人の言葉をきっかけに、今の生活を始められたのですね。幼少期からのことだけに気持ちの整理もつきがたく、自分らしい生活を送る心苦しさがあるように感じました。積み重ねた年月が長いほど、新生活の日が浅いうちは気持ちも大きく揺れ、しばらくの間、居心地の悪さやなじみの悪さから不安を感じることもあると思います。まずは逃げ出したのではなく「自分の人生を生きよう」と決意して行動した自分を「よく頑張っているね」と優しくいたわってくださいね。


きっかけとなったご友人と話される機会はございますか。相談者を心配してくださる方とつながりをもつこと、事情をわかってくださる方の存在は心のよりどころになると思います。不安な気持ちが強くなったとき、自信を失いそうになったときに会って話せると、健やかな部分をサポートいただけるように思います。また、その親類の方でなくても、誰かに話すことで物事が客観的にみえ、よい部分が見つかり、気持ちが整理されることがあります。


家を出るという行動は、よかったと思える半面、罪悪感や強い不安な気持ちになるという、相反する感情が心に生じます。相反する気持ちの間を振り子のように揺れながら、徐々によかったと思えるほうに揺れる幅が広がっていくと思います。その過程では、心にわき上がってく思いを言葉にすることや、他のことに意識を向けることが大きな助けとなります。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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