採血時の神経損傷のリスク

2021/12/21
献血や採血時に神経損傷が起こることがあると聞きました。どのようなリスクですか? 教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
献血などで静脈から採血する場合に、筋膜上の皮神経(知覚神経)や肘部静脈上の皮神経を損傷することがあります。また、まれですが、注射針を深く刺しすぎて、正中神経などの重大な神経を損傷してしまうケースもあります。何度も針を刺したり、駆血(採血などをしやすいように、腕などをしばること)を強く長時間行ったりした場合にも、神経損傷が起こることがあります。
神経損傷により起こる症状には、電気が走るような痛み、運動障害、知覚障害などあります。
日本赤十字社の報告では、献血後の副作用の発生率について、気分不良、吐き気、めまい、失神などが約0.9%、皮下出血が約0.2%、神経損傷が約0.01%となっています。


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