超音波検査ではなぜ尿をためる?

女性/40代
2021/12/21

超音波(エコー)検査を受ける際には、排尿をがまんして尿をためておいたほうがよいのでしょうか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

超音波(エコー)検査は、一定方向に直進して、何かにぶつかると反射するという超音波の特性を利用するもので、臓器や組織の状態を画像化し、病気の診断を行います。


膀胱(ぼうこう)や前立腺、子宮、卵巣などの下腹部を調べる場合に、排尿をがまんして尿を膀胱にためた状態にしておきます。膀胱が縮んでいると、腸管のガスが超音波を妨げて検査が難しくなるからです。


ただし、同じ子宮でも胎児をみるときには、特別の場合を除き、尿をためる必要はありません。妊娠中は子宮が増大して腸管が邪魔をすることがなく、羊水が超音波の通りをよくすることがその理由です。


上記以外の部位については、医師から特別の指示がない限り、排尿をがまんする必要はありません。

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