Question

歯と鼻の奥の痛み。診断に疑問

歯と鼻の奥(上あご)が連携して痛むようになり、どう治療を進めるとよいか教えてください。2年位前からインプラントを含めて歯科治療を続けています。歯科主治医から歯に問題はなく奥歯の痛みは知覚過敏が原因といわれました。また、耳鼻科医からも副鼻腔炎などの問題はなく、歯科主治医にCT画像をみてもらって相談するようにすすめられています。一方で、脳神経外科で痛みについて総合的に判断してもらいたいとも考えています。

男性/60代

2022/10/22

Answer

まずは、耳鼻咽喉科の医師にすすめられたとおり、通院中の歯科主治医へCT検査の画像を持参し、診ていただくことをおすすめします。歯科主治医は、インプラントの治療など、過去の治療状況を把握しています。CT検査画像上の所見、自覚症状やその経過を診ていただき、そのうえで現在の症状に対する対処方法を具体的に相談するとよいでしょう。


歯科としての対処が特になければ、そのうえで次は何科を受診すべきかを相談することで、よりご相談者の状態に適した助言が得られるのではないかと思います。


鼻の症状であれば、通常は耳鼻咽喉科となります。耳鼻咽喉科の受診であれば、内視鏡検査やCT検査を受けられた耳鼻咽喉科主治医へ。歯科医師の意見を伝え、今後の対処を相談するとよいでしょう。


脳神経外科の受診も検討されていますが、鼻や歯の症状で脳神経外科を受診することは一般的ではないようです。脳神経外科受診を希望する理由をご相談者から説明したうえで、歯科および耳鼻咽喉科主治医と、脳神経外科受診の必要があるかどうかを相談してはいかかでしょうか。


過去の治療歴の詳細を把握するのは難しいため、別の歯科を受診しても、具体的な意見を求めることは通常難しいと思われます。まずは治療を受けた歯科医師を受診し、過去の治療の経過もふまえて助言を受けるのがよいのではないかと考えます。


それでも、ご相談者の納得がいく意見を主治医から聞けなかった場合は、別の医療機関を検討してもよいと思います。

治療が慢性化してしまうと、痛みに意識が集中して神経過敏になってしまうこともあります。心配なことは主治医などによく相談し、必要に応じた検査をしたうえで特に問題がみつからない場合は、症状の経過やその見方、向き合い方を考えることで気持ちの負担が軽くなることもあるでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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