脳委縮の所見。脳専門医を受診すべき?
眼科ですすめられ、別のクリニックで脳のMRI検査を受けたところ、眼科としては問題なかったものの「やや脳萎縮がみられる」との所見がありました。ネットで調べると、脳は年齢により萎縮するとの解説がありました。脳の専門医も受診したほうがよいでしょうか?

男性/40代
2022/10/07
脳のMRI検査で「所見」に「脳萎縮」のコメントが記載されていたのですね。検査をしたのも、眼科ということでしょうか。所見が書かれていると、今後どのようにすればよいか疑問に思うのも当然のこととお察しします。 何の持病で眼科に通院中か、主治医が何を確認する目的で検査をすすめたのかがわからないため、ここでは、一般的な脳委縮について説明します。
私たちの脳は、年とともに少しずつシワが深く大きくなっていきます。徐々に脳が萎縮しているためです。脳の重さは、成人男性で1300~1400g程度ですが、萎縮の早さや程度は個人差が大きく、脳の部位によっても差があります。一般的には、30代くらいから少しずつ萎縮が始まっています。委縮には「生理的委縮」と「病的委縮」があります。
また通常、脳の検査に関しては、神経内科や脳神経外科の先生がみることが多いです。なお、しびれやまひのような典型的な脳の病気の症状がなくても、視力障害など眼科の症状が出て、実は脳の病気が隠れている場合があり、最初に診るのは眼科医ということもあります。
相談者の所見については、前述のように、主治医が何を確認する目的で検査をすすめたのかがわからないため、脳の専門医にかかったほうがよいのかを、主治医に相談してみることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム


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