いぼが悪性化していないか心配

2022/10/01
子どもの頃から顔にあったいぼが、ここ数カ月の間に突然、痛みとともに大きくなり始め、たまに出血したりもします。最近、異動で職場環境が変わったりして、疲れがたまっているせいか、それともいぼが悪性化したのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
幼少期からあった顔の小さいいぼのようなものが急に大きくなり、出血したり、痛みを伴うような変化を起こしたとのこと。一般的に、皮膚の小さな傷などにいぼのウイルスが入り込み、基底層にある細胞(基底細胞と呼ばれる)に感染していぼをつくると考えられています。いぼのウイルスにも見た目の違う多くの種類があって、原因となるいぼのウイルスに少しずつ違いがあるようです。
いぼが悪性化することがあるかについては、子宮頸がんやある種の皮膚がんがヒトパピローマウイルス(HPV)で起こる可能性がわかってきています。HPVには多くの型があり、疣贅(ゆうぜい)がんを起しやすいHPVの型が決まっているらしいこともわかっています。普通のいぼはまったく違う型のHPVが原因なので、普通のいぼががん化する心配はないとされています。しかし「いぼ」と呼ばれる皮膚病には、いろいろな種類の皮膚腫瘍が含まれています。時には悪性腫瘍のことがないとはいえません。従って、必ず皮膚科専門医の診断を受けることが大切です。


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