顔や下半身のむくみなどを解消したい
立ち仕事に従事しているせいか、からだがむくみがちでした。しかし、ここ数年、顔と下半身のむくみに加え、手のひらが真っ赤になる症状が続いています。接客する機会も多いため早く解消したいのですが、何科を受診すればよいでしょうか?
女性/20代
2022/09/30
まず、むくみの原因ですが、大きくは「生理的なむくみ」と「病的なむくみ」に分けられます。「生理的なむくみ」には、塩分や水分を多く摂取したときのむくみ、飲酒後のむくみ、デスクワークや立ち仕事によるむくみなどがあります。生理的なむくみは治療の必要はないことがほとんどで、生活習慣を見直すことで改善することがあります。しかし、症状が強く現れるようになる、体調不良を伴うなどの場合は、病気が隠れていることもあるので、受診の目安となります。
他方「病気が原因のむくみ」の代表的な病気には、心臓疾患、腎臓疾患、内分泌性疾患、肝疾患などがあります。 体内の水分量は、正常でも1日のうちに1kg変動することが知られていますが、2~3週間で体重が4~5kg増加する場合には、からだのなかに余分な水分がたまっている可能性が高くなります。
顔のむくみだけではなく、手足など全身にみられる場合や排尿回数が減っている(一般的には1日4~6回)など、ほかに症状がある場合は病気の有無を確認するために受診が必要になります。
むくみの原因は多岐にわたるため、担当する診療科も原因によりそれぞれの専門科ということになります。
手のひらが真っ赤になるという症状については「手掌紅斑(しゅしょうこうはん)」といった所見が考えられます。この場合は一般的には肝臓が悪くなり、代謝機能が悪化することで起きるといわれることが多いです。しかし、皮下組織の毛細血管が拡張して紅斑に見えるといった、生理的に起きる変化の場合もあります。
いずれの症状でも、まずは内科を受診し、必要であれば専門の診療科を紹介してもらうことになります。かかりつけ医がいるなら相談しやすいと思います。また、相談の症状であれば、まずは近くの内科を選択することもよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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