Question

尿検査が要精密検査の場合に考えられる病気とは?

健康診断の尿検査の結果、尿たんぱくの項目で「2+」との判定が出たため、精密検査を受けることになりました。何の病気でしょうか?

男性/40代

2022/08/03

Answer

健康診断や人間ドックなどで一般的に行われる尿検査は、法律で定められている項目である尿たんぱくおよび尿糖のほか、尿潜血反応が行われることが多いです。

尿たんぱくおよび尿潜血反応は、おもに腎臓の働き、腎臓や尿路の結石などを調べる検査で、尿糖は高血糖かどうかを判定する検査です。基準値は、いずれも陰性で、一定量を超えると陽性と判断されます。いずれも、1回の尿検査だけで病気かどうかの判断をすることはなく、再度、尿検査を行ったり、血液検査結果を総合的にみて、からだに異常があるかについて、病気の有無を含めて判断していくことになります。


尿たんぱくは、おもに腎臓の働きを調べる検査です。陽性となった場合、病気との関連の有無によって原因が異なります。生理的な原因は、激しい運動をしたあと、発熱・疲れ・ストレスなどでからだに負担がかかったとき、体質的に出やすいなどです。

病的な原因は、腎機能の異常、膀胱や腎臓などの炎症、尿路などに結石があるなどの可能性があります。


尿潜血は、尿中に血液が混じっていないかを調べる検査で、肉眼的に確認できないような微量の血液も発見することができます。女性では、月経中やその前後に、尿中に血液が混じり、陽性を示すことがありますが、一過性でからだに異常がないものや、体質的に尿潜血が出やすい場合もあります。そのほか、膀胱や腎臓などの炎症、尿路結石、ごくまれに、尿路や腎臓の腫瘍などの可能性もあります。


尿糖は、糖尿病の検査ですが、陽性であれば、まず糖尿病の可能性が心配されます。糖尿病がなくても、腎性糖尿といって、血液検査の血糖値が正常であるにもかかわらず、尿糖がみられることもあるため、血糖値を加味して判断していきます。このほか、甲状腺の働きに問題があり、陽性を示すこともあります。


いずれもの項目も「-~±」では基準値内で異常なし、または「略正常」と判定されることが多いです。尿たんぱくおよび尿潜血では「2+以上」で、尿糖は「1+以上」で精密検査をすすめられます。再検査や要精密検査と判定されたら、医師に相談のうえ、腎臓や尿路系の精密検査を受ける必要があります。


尿たんぱくの項目で「2+」の判定を受けた場合、一時的な体調不良が影響することも考えられますが、体調を整えつつ、かかりつけ内科または一般内科で、早めに必要な精密検査を受けることをおすすめします。



回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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