仕事のストレスで夫に当たられ腹立たしい

仕事と家事を両立し、日々忙しさのなかで頑張っているご相談者にしてみれば、ご主人の勝手な言動を腹立たしく思うのではないでしょうか。ましてや、妻は家事をして当たり前のように言われると、腹にすえかねる思いになることでしょう。共働きなのに「なぜ私だけが家のことをしなければならないのか」と感じ、当然のことのように言われる理不尽さを感じているのではとお察しします。

しかし一方で、夫が先に帰宅したときは、洗濯物を入れておいてくれることもある様子。このような行動を考えると、ご相談者の大変さを少しは感じとって手伝ってくれているのかもしれません。わかりにくいかもしれませんが、忙しいときは協力しようという思いもあるのではないでしょうか。夫の年代を考えると、この辺りの気持ちをご相談者に素直に伝えられていない面もあるのではと感じました。

互いに疲れていると、感情的になりやすく、素直な気持ちのやりとりがむずかしいかもしれませんが、休みの日などは2人でゆっくりお茶を飲む時間などをもっているでしょうか。疲れているときこそ、なるべく2人でゆっくりできる時間をもつようにして、日々感じていることなどをお茶を飲みながら、落ち着いて話す時間が大切かもしれません。

夫もそのような時間に、仕事のストレスなどを言葉にできると、ご相談者に当たるようなことが少なくなるかもしれませんね。また、その際には、ぜひ自分からから夫に手伝ってもらってうれしかったことなどを、言葉にして伝えてみるとよいのではと思います。すでにしていることかもしれませんが「洗濯物を入れておいてくれて助かった」など、プラスのメッセージを伝えることで、夫も大変さをさらに理解し、協力しようという気持ちがわきやすいと思います。ご相談者からプラスのメッセージを伝えるようにすると、夫の言動もまた変わってくるかもしれません。

ただ、ご相談者ばかりが気を使ったり、対応を工夫するのも、ストレスになることもあるでしょう。このようなときは、ぜひ自分の時間を意識してつくり、好きなことをしたり、信頼のおける友人などに話を聞いてもらったりして、自分の気持ちを開放してあげることをおすすめします。我慢を重ねたり、イライラをため込まないことがこころのバランスをとるためには大切です。