彼に私だけ見てほしくてイライラ……

恋人が自分だけを見て、自分のことだけを考えてほしいと願う、やるせない思いが伝わってきます。ご相談者が彼にもっと愛されたいと考えるようになったのは、何かきっかけになる出来事があったのでしょうか。偶然、恋人がほかの人と楽しそうに話しているのを見てしまったとか、知人から恋人の女性関係の噂を聞いたことなどがあるのでしょうか。

ときにはイライラして眠れず号泣することもあるとのこと。そのような感情を直接恋人にぶつけてしまうと、彼は理由がわからず困惑し、ご相談者への愛情に影響するかもしれません。まずは、自分の気持ちを安定させることを心がけましょう。イライラした日時やその大きさを記録につけておくと、イライラの周期を知ることができます。そのような時期には自分を抑えようと心がけることもできます。一度チェックしてみてくださいね。

恋人との良好な関係をつくるには、彼の性格を把握することも大事です。彼はどのようなタイプでしょうか。ご相談者といつも一緒にいたいと考え、相手の気持ちを最優先に行動する人なのか、あるいはご相談者との関係を保ちつつ、さまざまなグループや交友関係を持っている人か、どちらでしょう。もし、相手の気持ちや行動をいつも気遣い、できる限り一緒に過ごそうとする彼ならば、自分の心配を伝えることは効果があると考えます。しかし、彼が幅広い人間関係を好むならば、あまり深追いすると彼にとって負担になるかもしれません。彼の性格に応じて、アプローチを変えていきましょう。

また、ご相談者が彼とどのようにつき合っていきたいか、一度考えてみることも必要です。彼を独占したい、強く愛されたいという気持ちが起きるのは恋愛中はとても自然なことです。しかし、彼と長く歩んでいきたいと考えるなら、適度な距離を保つことも大事です。この距離感は時間とともに育んでいくもので、焦らないでくださいね。彼が好きという気持ちは、彼を支え、彼を守るためのものと理解してみてください。「北風と太陽」の寓話のように、強い風を直接吹きつけるより、離れた場所から温かく見守ることが必要な場合もあります。自身が明るく輝く太陽のように生き生きと毎日を過ごすことが彼をひきつけることにつながると思います。心身のエネルギーをしっかり蓄え、少しリラックスしていきましょう。