献血の際などに起こる反射性交感神経性萎縮症とは?

2022/07/12
献血や採血時に起こる可能性のある反射性交感神経性萎縮症について教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
反射性交感神経性萎縮症(RSD:Reflex Sympathetic Dystrohy)は、多くは小さな外傷を受けた後に、交感神経系の過剰な反応により、慢性的な疼痛が現れる状態のことで、皮膚・筋肉・骨などが萎縮していく病気です。
症状により、発症3カ月までを炎症期、3~6カ月までを筋ジストロフィー期、6カ月以降を萎縮期と区別しています。原因は種々の外傷や病気による神経損傷と考えられていますが、まだはっきりしない点も多い病気です。
ごくまれに、成分採血時に使用されるクエン酸ナトリウムに反応し、悪心、嘔吐、けいれんを起こしてRSDになり、神経や骨・軟部組織の損傷後に起こる疼痛が発症することがあります。ほとんどの症状は2~4週間程で軽快しするものの、なかには重症化するケースも。


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