友人との別れで立ち直れない……

大事なかけがえのない存在を亡くすことは、計りしれない気持ちであると思います。いまはとてもつらく、苦しい気持ちでいっぱいで、深い悲しみの中にいることを想像します。本人のつらさをわかってあげられなかったことへの後悔も押し寄せているのですね。「なぜ言ってくれなかったのだろう。なぜ気づいてあげられなかったのだろう」と、こころの中で友人に問いかけ、自分を責める毎日を過ごしているのではないでしょうか。

しかし、友人は元気だった姿だけをこころに残してほしかったのではとも感じます。本当の気持ちは本人にしかわかりませんが、友人なりに思うところがあって、いつもどおりに元気に過ごしていたようにも思います。

そんな気持ちを尊重して、一緒に過ごしてきた楽しかった時間を思うことが、友人にとってうれしいことではないでしょうか。気持ちを抑えることなく、悲しいときはたくさん泣いてください。少し時間が経って落ちついてきたら、身近な人たちと友人に対する胸の内を共有する時間をもってみましょう。

いまは前向きになれない苦しさを感じているかもしれませんが、早く元気にならなくてはと焦るのは禁物です。時間の経過とともに、気持ちが少しずつ楽になっていくことをゆっくり待ちましょう。