夫が他界後、感じる心身のだるさ

夫が他界し、ようやく手続き関係が終了したものの、四十九日を前にからだがだるくて仕方がありません。頑張らなきゃ…と思うほど、からだが動きません。食事の用意も面倒で、常に不調がつづいている感じです。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
大切なご主人を亡くし、これまで悲しみに浸る間もないまま、やらなければいけないことに追われていたのではと想像します。言葉では言い表せないほどの、さまざまな気持ちがあるものとお察しします。
大事な人を亡くしたときは、そのことを受け入れ、さまざまにわき起こる気持ちを消化したり、新しい環境に慣れたりするために、それなりの時間を要するものです。しかし、現実的にしなければならないことがたくさん押し寄せると、いったん自分の気持ちを押し殺して対応せざるを得なくなってしまいます。ご相談者もそのような状況だったのではないでしょうか。手続き関係が終了し、ようやく自身の気持ちに向き合えるようになったり、今まで無理していた疲れがからだに出ることもあります。からだがだるいなどの不調がつづいているのも、そのせいかもしれません。
今はあえて頑張ろうとせず、なるべく無理をしないで済むように生活を組み立ててみてはいかがでしょうか。食事もつくれないほどつらいときは、でき合いのもので済ませてもかまわないと思います。調子のいいときがあれば、まとめて料理をして冷凍するなど、工夫してみるのもよいでしょう。ご相談者は頑張り屋のようなので、完璧でなく、どう手抜きをするかを考えることがポイントになるかと思います。また、1人で全部やろうとせず、人の助けを借りることも大切です。親族や友人などに、今はめいっぱい頼るようにしてくださいね。
つらい気持ちについても、1人で抱え込まず、誰かに話してみることもときには大切です。気持ちを言葉にして誰かに感じとってもらうことで、こころの整理も進み、少しずつ楽になっていくことでしょう。対処の工夫が難しかったり、体調不良がつづいたり、かえって悪化したりするようなら、ぜひ早めにメンタルクリニックなどを受診するようにしてくださいね。専門医やカウンセラーに相談し、サポートしてもらいながら体調管理をしていきましょう。


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