遠距離恋愛中の彼女の体調不良が心配

彼女が近くにいればすぐに手を差しのべられるけれど、離れているため、もどかしい思いをしている気持ちが伝わります。彼女には相当なストレスがある状態で、過喚気症候群かもしれないものの、それらを認めたくないとのこと。その意思が強いのであれば、ご相談者がいくら病院に行くことをすすめても、よけいに態度を硬化させてしまい、かえって受診を遠ざけてしまう可能性も考えられます。

本人が話したいときには、まずはアドバイスはせずに、じっくり話を聞くことを心がけてください。「うん、うん」としっかりうなずくことを基本に、気持ちを受け止めるだけでよいのです。「体調が悪い」と言われたときは「大丈夫？　心配しているよ」と優しくや接してあげましょう。そして「つらいことがあったら、いつでも話してほしい」と告げると、彼女は安心すると思います。

また、専門家などの第三者のサポートを受けることも大切です。彼女は学生のようなので、身近な相談先としては、学校の学生相談室やスクールカウンセラーが挙げられます。病院に行くことに抵抗がある場合には、まずカウンセラーに話を聞いてもらうのも有効な方法です。あるいは、彼女のかかりつけの内科医院などがあるなら、体調不良を理由に受診するのもよいかもしれません。無理のない範囲で、彼女に少しずつ提案してみてください。

ご相談者が、彼女の症状に巻き込まれないようにすることも大事です。本人の苦しい気持ちを聞くと、どうしてもいたたまれない気持ちになり、自分が何とかしなければと焦る気持ちがわくかもしれません。しかし、こういうときこそ落ち着いて冷静に対応することが重要と自分に言い聞かせましょう。生活リズムが乱れないように食事や睡眠を十分に確保し、今までどおり健康に暮らすことを最優先してください。相談者がゆとりある態度で彼女に接することは、彼女の気持ちにもきっとよい影響を与えるはずなので、くれぐれも無理をしないでくださいね。