母を亡くし、寂しさや自己嫌悪に陥る
最愛の母が進行胃がんで54歳の若さで亡くなりました。それからずっと思い出しては泣いてばかりです。1人になると、ものすごく寂しくなり後悔して、自己嫌悪に陥っています。喪主の私は何もかもが初めてで戸惑いもたくさんあり、記憶が蘇るとつらいです。どうすれば、のり切れるでしょうか?

女性/20代
2022/07/03
お母様を若くして亡くし、時間が止まったようにつらい日々がつづいていることと思います。喪主として役割を果さなければと、気持ちを奮い立たせながら過ごしていた面もあったのではと察しています。悲しみがずっとつづくかと思うと途方に暮れてしまいますね。
まだ日が浅いので、気持ちをなかなか整理できないのは無理もありません。大切な誰かをなくしたとき、人のこころは、現状を認めたくないという「否認」の気持ち、なぜ自分がこのようなつらい思いをするのかという「怒り」の気持ち、何でもするから助けてほしいという「取り引き」する気持ちなど、さまざまに変化します。
悲しい出来事が起きると気力が低下し、気分の落ち込みなどの過程を行き来しながら、少しずつ現実を受け入れていくといわれます。時間の力を借りて、少しずつのり越えられると思うので、いまは焦らずに、自分の気持ちに正直に過ごしましょう。わき起こる感情をこころの中に押し込めず、話すことも大切です。思いを言葉にすることで、少し気持ちが軽くなってきます。1人で乗り切ろうとするよりも、信頼する友人や親戚など、安心して話せそうな人に胸の内を聞いてもらうことも、助けになるでしょう。
身近な人たちに話すのがつらい場合は、カウンセラーなどの専門家でもよいと思います。自分だけで耐えようとせず、周りの人の力を借りながら過ごすことも、試してみてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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