愛犬の死後、幻覚、妄想、食欲不振に……
愛犬が亡くなってから幻覚や幻聴、妄想、疲れているけれど寝つかれない日がつづいています。食欲不振や頭痛もあります。愛犬の死から10日くらいです。
男性/50代
2022/07/01
かけがえのない存在であった愛犬が旅立ったとのこと。まだ10日とのことで、悲しみの気持ちも大変強いかとお察しします。愛犬の幻覚を見たり、愛犬の鳴き声が聞こえたりということでしょうか。まだ愛犬が生きているような感覚に陥ったり、死をきちんと受け止めるのに時間がかかったりするのは無理もないことと思います。それだけ、愛犬を慈しみ、かわいがってきたということだと思います。
大事な存在を亡くす体験は、そのショックや悲しみを消化するために、それなりの時間を必要とします。生前にとてもかわいがり、家族の一員であった存在であれば、たとえ動物であっても、その死を受け入れるのには時間がかかるものです。今は自分を責めたり、後悔したりする気持ちもあるかもしれません。嘆き、十分に悲しんだうえでようやく、仕方がなかったことなのだと受け入れていくプロセスは、人間の家族や親しい人を亡くしたときと同じです。
ときが過ぎるのを静かに待つのも1つですが、家族や友人など生前の愛犬のことを知っている人と思い出を語り合い、一緒に悲しむことで、悲しみを消化する時間が短くなる可能性もあります。つらい気持ちや悲しみを抑え込まず、ありのままの感情を吐き出すようにしましょう。気持ちを言葉にすることでこころが整理され、こころが楽になることもあります。
つらい体験を受け入れていくプロセスは個人差もあり、一概にはいえませんが、早くて1カ月、長くても半年前後時間が必要になる人もいます。睡眠不足や食欲不振、体調不良が長くつづくようでしたら、ぜひメンタルクリニックなどの専門機関で相談してくださいね。症状を和らげ、日常生活を送りながら、焦らずに気持ちの整理をしていきましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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