Question
子どもの永久歯の欠損。今後の経過や治療法は?
8歳男児ですが、永久歯に欠損歯があることがわかりました。今後の経過や治療法について教えてください。
女性/30代
2022/06/26
Answer
欠損歯はよくあることです。押し上げる永久歯がないので、乳歯が自然に抜け落ちることはありません。乳歯が40歳頃までもつという統計もあります。乳歯を永久歯として考え、日頃の手入れや歯科治療をしていくことになります。
経過観察を含めた長期的な治療計画を立て、適切な時期に適切な治療を行っていく必要があります。欠如歯が見つかったからと焦って抜歯し、その欠損部位をブリッジやインプラントで処置してしまうと、あご骨の成長を妨げたり歯牙を傷つけたりする可能性があります。将来的に抜歯や脱落など、欠損を生じる結果になることを見越しても、残存する乳歯の手入れをしっかり行い、歯並びなどに悪い影響が出ないよう長期的な管理を行うことが大切です。
先天性欠如の治療方法としては、歯を動かす矯正治療、欠損した歯の両隣の歯を削ってスペースを補う数本が一体型のブリッジという差し歯、移植、またインプラントなどの方法があります。ブリッジは、両側の健康な歯を削ることになります。移植は、親知らずが出るなどして、抜歯することがあればできるものの、高い技術が必要で、行える歯科医は少数です。また、インプラントは骨の成長が終わった後、身長の伸びが止まって3年ほどしてから行うほうがよいでしょう。
これらの治療はあごの骨や欠損の状態を考慮して行う必要があります。また、このなかには保険適用外の治療もあるので事前に確認しましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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子どもの歯
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